これまでスーパーでアルバイトやパートをした経験がない方にとって、夏場のスーパーでの品出し作業は、店内に空調(クーラー)がガンガン効いているイメージから作業がしやすいと思われる方も多いのではないでしょうか。
実はこれがなかなかそうはいかないのです。快適とはいえない中の作業となります。
店内の冷蔵ケース付近はかなり寒い
店内の日配商品の冷蔵ケース付近や飲料の冷蔵ケース付近は、店内のクーラーの影響と相まって寒さを感じます。始業して徐々に時間が経ってくると余計に寒さを感じますね。
参考記事:スーパーの冷蔵棚への飲料補充・陳列の方法
豆腐やちくわ、生麺などいった日配部門の商品は、劣化を防ぐため冷蔵ケース内に冷気を循環させ、一定の温度に保って陳列を行います。この影響で冷蔵ケース付近で作業をし続けていると寒さを感じるようになってきます。
グロサリー部門の飲料の品出しを担当する方は、夏場は飲料が多く売れるため冷蔵ケース付近で作業をする時間がどうしても多くなります。そのため寒さを感じるようになります。
空調の影響で店内とバックヤードで寒暖差がある
品出し作業は店内での作業のみならずバックヤード内でも付随作業が発生してきます。さらにバックヤードから屋外に出てカートやカゴ台車を整理するなど、わずかながら炎天下の中、外で作業をすることもあります。
バックヤードは店内ほどクーラーがかかっていないため、商品の梱包されたケースや折りたたみコンテナを持ったりすると、結構暑くなります。これに対し店内は空調(クーラー)がガンガン効いていて、バックヤード内と店内ではかなり寒暖差を感じます。
またバックヤードでの作業中、日配部門の商品についてはバックヤード内の冷蔵庫から品出しのため在庫商品を取り出すことも出てきます。バックヤード内とバックヤードにある冷蔵庫内でも寒暖差を感じる場面がありますね。冷蔵庫に入ると眼鏡が曇ります。
そのため決して快適とはいけない中での業務だと感じるケースが多いです。
また年齢を重ねてくると、どうしても「肩が痛い(例えば四十肩とか五十肩)」とか「腰が重い」といったことが出てきますよね。店内で長時間作業をしていると、空調の影響でもともと調子があまり良くない肩や腰、膝が冷えることが多いです。半袖の軽装にエプロンをつけて作業をすることも影響しているはずです。
調子が悪くサポーターをしている箇所は、暑くなるバックヤード内で作業をしていると蒸れてくることが多いのです。業務が終わって自宅に戻りサポーターを外してみたら蒸れて赤くなっているなんてことも。
あとは空調の影響で目が乾きやすくなるとか。
夏場のスーパーでの品出し作業は業務の合間の水分補給や体調管理、帰宅してからの体のケアが非常に大切と言えます。