スーパーマーケットでは改装オープンをすることがある。改装オープンはリニューアルオープンやリフレッシュオープンといった呼び方をすることもある。私の勤務している店舗は7年半程前にリニューアルをしている。リニューアルに伴ってどんな作業をしたのか簡単に紹介する。
リニューアルをした理由は、売上高の減少や伸び悩みが続いていたため、売上高のアップ・回復を図るためと聞いていた。リニューアルをする旨は半年以上前に取締役会で決定をしていて、実際にリニューアル日が近くなるまでは外部の人に話すことも当然できない。またリニューアルに伴って我々従業員にどんな商品を置いたらよいかアンケートをとることもあった。
私は当時グロサリー部門の担当であったのだが、閉店をした夕方とその翌日・翌々日の2日半、改装に伴う作業をすることになった。またリニューアル日が近くなってくると、電気工事の会社の人がやってきて工事をしたり、駐車場の白線を引くための塗装をする会社の人がやってきて工事をしたり、従業員については接客研修を行ったりと普段とは違うイベントが発生してくる。
所属している部門で共有している連絡ノートに休業期間中に行う仕事内容について書かれていたため、当日行う作業についてはある程度分かっていた。休業日が近づいてくると大量の折りたたみコンテナが店舗のバックヤードに送られてきた。グロサリー部門では商品の配置が大幅に変更となった。夕方に閉店をすると、定番エリアやエンドのゴンドラに陳列している商品を大量に送られてきた折りたたみコンテナに収納して、一時保管をする作業をすることになった。
ゴンドラに陳列している商品のすべてを撤去するともぬけの殻になった。普段はみるこのできない光景でとても新鮮に感じる。
そして商品を収納した折りたたみコンテナに、商品が売り場のどこにあったのかをA4用紙にマジックで書いて貼っておく。また陳列するためのフックや仕切り板の他、プライスカードやパネルも売り場から撤去するといった付随する作業も行うことになった。
リニューアル作業は本部からも応援の人がやってきて作業を行っていた。商品を折りたたみコンテナにしまい終わったら今度は清掃だ。ゴンドラや棚板の汚れのある個所にスプレーをかけてダスターで拭いていく作業だ。
ーダスターの一例ー
翌日になると今度は折りたたみコンテナに一時保管していた商品とリニューアルに伴って新しく陳列する商品の陳列を行っていった。ゴンドラのどこにどの商品を配置するかは、本部で決定した棚割に沿って行う。その他仕切り板を設置したり棚板の高さを変えたり、陳列するためのフックを設置したりといった作業も付随してくる。リニューアルに伴って新しく陳列する商品は、休業日が近づいてくると徐々にバックヤードにトラックで運ばれてくることになる。陳列する作業で分からない点は本部からやってきた応援の人や同僚から聞きながら作業をすることで解決することができた。
その他、催事場やレジ近くにリニューアルに伴うセール・目玉商品の設置やカート陳列といった作業も行った。また普段はあまり行なわいステップ陳列という商品を階段形状に積んでいく商品陳列も行ったが、リニューアル時だけでそれ以降はほとんどやっていない。
リニューアル後は商品の配置がかなり変わったため、品出し作業をするために商品のある場所を再度覚え直す必要も出てきた。
スーパーマーケットでパートやアルバイトをされている方でこれからリニューアルに伴う作業をされる方は、普段の業務とは若干違う作業ややり慣れていない作業も発生するのでケガなくやってください。