パートとして勤務を始めたものの、所属した部門には、勤務年数の長いベテランパートの方ばかりの場合、なんだか馴染めない、やりづらいと感じることもあるはずです。
若いスタッフは自分ただ一人で、その他はベテランばかり。人手不足で常時スタッフを募集している場合は、比較的起こり得るケースです。
「品出しで自分だけ重い物を持たされているような気がするし、他の人があまりやりたくない思っている仕事を任されることが多い」、「他の人が面倒だと思う作業を任される」、「自分だけに体力を使う仕事を任される」、「ベテランの方はカリカリしていることが多くて怖い・・・」、「ほんの少しのミスをさも大事のように言われる・・・」、「同年代の方がいなくて・・・」などなどやりづらさを感じる場面があり、気苦労が多いですよね。
それにも関わらず、同じパートのため、給与面ではそれほどベテランパートの方と変わらないということもあります。なんだか納得できないし、職場に馴染めない・つらいと思うこともあるはずです。
職場での勤務時間中に私語が多い、よく観察してみると仕事をしているフリをしている、さほど仕事をしていないなど職場の在籍年数が長ければ長くなるほど、知恵を働かせてずる賢くなる人がいるのもまた事実です。
ですが良い面も若干あります。
今回は、ベテランパートの方ばかりの職場の良い面について私なりに考えてみましたのでご覧ください。
仕事ぶりについて比較されない
良い面は仕事ぶりについて比較されないという点です。
所属した部門に同じ時期に勤務を開始した人や年齢の近い人、勤務年数の近い人が所属している場合、否が応でも普段の仕事ぶりについて比較されてしまいます。
例えば「同じ時期に入ったAさんはあんなにできるのに、どうしてあなたは仕事のスピードが遅いの?」とか「Aさんは仕事の段取りや要領がいいのに、あなたは・・・」、「Aさんに比べてお客さんへの挨拶の声が小さい」といった感じですね。
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他のスタッフと比較されることがストレスとなることも考えられます。また比較されることでスタッフ同士に軋轢が生じることも考えられます。
逆に自分はある程度仕事ができているけれど、同じ時期に勤務を始めた方がまだあまり仕事ができないということも起こり得ます。これにより自分が相手からよく思われないことも考えられます。難しい問題ですよね。
その他、一方がベテランパートの方のご機嫌を頻繁にとっていたり、ゴマすりをして気に入られている、それに対し自分はそんなタイプではない場合、ベテランパートの方に自分がよく思われないことも考えられます。困ってしまいますよね。
話しの合う同年代の人がいなかったり、同じ時期に勤務を始めた人がいなく、つらい場面もあるかもしれません。ですが仕事ぶりについて比較対象がいないため、その点ではストレスが少ないということも考えられます。
同じ時期に勤務を開始した方や年齢の近い方が必ずしも自分と波長が合ったり、意気投合できるわけではありません。
必ずしも同年代の人や同じ時期に勤務を開始した人がいるということはメリットばかりではないのです。
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ベテランパートの方の指示通り仕事をしていれば責任はそこまで問われない
もう1つは、仕事をするうえで大きな責任を問われる場面が少ないことが挙げられます。
自分が新米であったり、勤務年数が一番少ない場合、他のベテランパートの方も同じ時間帯にシフトに入るはずです。仕事で困ったことが発生した場合はベテランの方へ相談ができますし、多少仕事をミスしてもサポートしてもらえます。
確かに新米のためこきを使われたり、他の人が重労働に感じてやりたくないと思っている仕事を任される可能性はあります。ですがベテランパートの指示を仰いで自分に割り当てられた作業を消化していけば、そこまで大きな責任は問われることはありません。
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実は責任のある立場より、下っ端の立場で仕事をしているのが一番楽だったということは往々にしてあります。
パートの方でも上の立場に立つと、時給はさほど変わらないのに部門内の重要な仕事を任されるケースや新しく入ってきた人に仕事を教える場面も出てきます。