SKUとは、「Xチップス(※品名)」の「のり塩味」の「60g」というような、これ以上分けることのできない商品の最小分類のことをいいます。SKUのことを単品とも呼びます。
もう1つ例を挙げてみますと、「Yクッキーのバニラ味の20枚入り」といった具合です。同じYクッキーでも、バニラ味やココア味、抹茶味など異なる味の商品が販売されていたり、20枚入りや16枚入りなど内容量が異なるケースもありますよね。SKUとは分けられるところまで分けた商品の最小分類を指します。
ちなみにSKUの読み方は「エスケーユー」となります。STOCK・KEEPING・UNITの頭文字をとったものです。
SKU展開をするとは
鮮魚部門を例に挙げてみますと、1つの魚種を様々に加工し、複数の商品を作ることをSKU展開をするといいます。下の画像のようなイメージです。
仕入れをした魚をまるごと一匹のままバック販売や発泡スチロール箱に入れたままばら売りをするだけではなく、魚を加工して切り身にしたり刺身にして商品化をするということです。
魚を加工することで、切り身をお買い得商品として販売し、刺身では利益が高い商品として販売するといったことが可能となります。仕入れをした商品を店舗バックヤードで加工して販売することで商品展開の幅が広がるということですね。例えばブリの切り身でも、1切・2切・3切をそれぞれパック販売することで3SKUの展開となります。
また1人暮らしをされている方や同居する家族の人数が少ない方には、少量商品に対するニーズがかなりあります。野菜を例に挙げますと、キャベツを1玉だけではなく、2分の1や4分の1にカットしたものも販売する、トマトをパックや袋詰めにすることにより、それぞれ量を変えて販売することもSKU展開をすることになります。
売り込みたい商品についてSKUを拡大していく
さらに今日売り込みたい商品について、SKUを拡大していくという考え方もあります。
例えば、惣菜部門で今日はきんぴらゴボウを売っていきたいと考えた場合、きんぴらゴボウについて1つのサイズだけではなく、小パック・中パック・大パックと品揃えをしていきます。これが売り込みたい商品についてSKUを拡大していく考え方です。
SKUを拡大して品揃えをすることは、店舗が特に売り込みたいと考えている商品についてお客さんに買ってもらうための戦略とも言えます。