スーパーマーケットでパートやアルバイトとして仕事を始めることになると、1人先輩がついて仕事を教えてくれることになります。その先輩は自分が所属している部門の先輩となるのが基本です。先輩が忙しい時や休暇でシフトに入っていない時は、上長(チーフ)や自分が所属する部門の他の同僚から仕事のやり方を教えてもらったり、疑問点を聞いていく形となります。
世話好きで仕事を一方的に教えたがる他部門の人も存在する
店舗の内部情報に精通している勤務年数の長いベテランの方の中には、勤務を始めたばかりの新人の方に、仕事のやり方を教えるのが好きな人も一定数います。また世話好きで自分の領域を超えた他部門の仕事のやり方を教えようとする方もいらっしゃいます。
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こういった方は、こちらから仕事のやり方について聞いていないのに一方的に教えてくるということが多いです。ですが本人は悪気がないというケースが多いのです。
これは他部門で欠員が出たものの、求人募集をしてもなかなか応募がなく、やむを得ず部門異動となるケースや職場内の人間関係の問題から部門を変えてもらったという事情から、他部門の仕事について経験があり、ある程度把握しているという背景もあります。例えば日配部門から惣菜の部門に異動となったというケースですね。
教え方が違うことから仕事のやり方について混乱してしまい、一体どっちが正しいのかと悩むことにつながってしまいます。
所属部門は1つのチーム。だから自分が所属する部門のメンバーから聞こう
グロサリー部門や日配部門、畜産部門といった自身の所属している部門は、職場の中にある1つのチームのようなものです。1日単位・月単位・四半期単位・1年単位などで所属部門での目標ややるべきことが決まっています。そしてその部門に所属している各メンバーに対して担当する業務が割り振られることになります。1つのチームとして活動しているといえますね。
もうお分かりだとは思いますが、所属する部門の先輩や上司・同僚から教わった方法で仕事を進めるのが鉄則です。こちらから他部門の方に聞くのも控えたほうがよいです。一度聞いたことによって、一方的に教えてくることが続いてしまっても困りますしね。
他部門の人から教わった方法や聞いたやり方で仕事をしていると、「チームの輪を乱す人」と思われることもあります。当然所属している他のメンバーからの心証も悪くなります。
他部門の方から教わった方法で仕事を進めていると「そうやって教えた覚えはないんだけど・・・」とか「どこでそのやり方を覚えたの?」と言われてしまうことも。業務を進めるうえで部門内の連携が上手くいかず悪影響となることも考えられます。私も勤務を始めてばかりの頃、「仕事のやり方のことで○○さん(他部門にいる人)の言うことは聞かないで!」と強く言われたことが実際あります。
また他部門の方が当時所属していた時とは、仕事の進め方が若干変わっているということもあります。さらに当時とはチーフや所属しているメンバーが違い、環境面が変わっているということもあります。
他部門に所属している方とは、休憩時間中に軽い世間話をしたり、職場で起こっていることの情報共有程度にとどめておきましょう。仕事のやり方・進め方については、教えてきても鵜呑みにせず参考程度に聞いておくのがよいといえますね。