たくさんの商品の品出し作業をしていると、ついつい急いで作業をしてしまいがちとなります。急いでいるあるいは時間に追われている関係で力任せに無理矢理ダンボールを開封すると、手の平を痛める原因となります。実際の私の体験ですが、品出し作業で力任せにダンボールを開封していたら手の平の親指と人差し指の間が痛くなったことがあります。
今回はパートなどで、はじめてスーパーマーケットで品出しの仕事をされる方向けに、手を痛めずに安全にダンボールを開封する方法をご紹介します。方法といってもこれといった特別なものではありませんのですぐに実践することができます。
はじめにダンボール両サイドのガムテープ部分を開封する。
運送業者の方がバックヤードにある搬入口まで運んできたダンボールに梱包されている商品を品出しする際は、下の画像の③の箇所がガムテープで留められていることが多いです。お菓子類などは③の部分が開封のしやすい簡易な糊付けがされていることもあります。
③の部分だけカッターを使用して開封し、①と②の部分を力任せに引っ張るなどして開封をし続けると手の平を痛める原因となります。これを防ぐため最初に①と②の部分へ横にカッターを入れ、その後③の部分にカッターを入れ開封をすることでスムーズにダンボールの開封を行うことができます。
当たり前と言えば当たり前なのですが、急いでいたり時間に追われていたりすると、ついつい①と②の部分をカットする作業を省略してしまいがちとなります。品出しの仕事を担当してから程なくして、「なんとなく手の平の親指と人差し指の間が痛いなぁ」と感じることがありました。無理矢理にダンボールを開封していたことが原因だったのです。
そのため①と②の両サイドのガムテープ部分をカットしたうえで、③の箇所を開封することで解消されました。両サイドをカットする作業を加えた場合でも、力任せに開封する場合と比較してダンボールを開封する時間はほとんど変わりません。
また補足ですが、中に梱包されている商品にカッターが当たって商品が損傷しないよう、カッターを少しだけ出して③の部分をカットしましょう。
参考記事:スーパー品出し補充の基本的なやり方やコツ
糊付けがされている場合
冒頭でお菓子類などは簡易な糊付けがされて梱包されているケースがあることをご紹介しました。糊付けされている場合は、上記画像の①と②の部分の糊を剥がすようなイメージでサイドにカッターを入れることで、開封をしやすくなります。この作業をすることで手の平への負担もほとんどかかりません。
安全に配慮して素手でダンボールを開封しない
安全面に配慮して素手でダンボールを開封することは控えましょう。
参考記事:パートのスーパー品出し業務で勤務初日までに準備するものや服装
ダンボールはガムテープを使用して梱包されているものの他に、金属の金具や大きなホチキスで開封口が留めらていることもあります。ダンボールの下や裏側も同様に金属の金具や大きなホチキスで留められているケースもあります。
素手でダンボールを開封することで、金属やホチキスの金具に手や爪を引っ掛けてしまうこともあります。またダンボール裏側などのザラザラした部分に手や指が引っかかることもあります。そのため滑り止めのついた手袋を着用して安全に配慮して品出し作業をすることが大切です。