この記事にたどり着いた方は、スーパーの品出し業務に採用が決まり、これから勤務を始める方や品出しの仕事に興味をお持ちの方で何らかの情報を探していたのではないでしょうか。
この記事では、品出し業務を行うにあたり勤務初日までに準備するものや勤務時の服装についてご紹介していきます。中にはこれから購入が必要なものもあるかもしれません。これから勤務を始める方のお役に立てれば幸いです。
品出し業務に必須な準備しておくべきもの
品出し業務を行うにあたり勤務する初日までに準備しておくものとして、「手袋」、「カッター」、「メモ帳」、「ボールペン」があります。各アイテムの詳細をご紹介します。
手袋
手袋は手のひら部分がゴム製になっていたり、デコボコの滑り止めが付いたタイプのものがよいです。
品出しをする際、缶の飲料やビンに入った商品、缶詰などすべりやすい商品があります。手袋に滑り止めがないものは、商品を手で持った時に滑って落としてしまうことがあります。
ちなみに滑り止めの付いていない軍手は少し作業がし辛いです。さらに商品を手で握った時に落としそうになることもあります。滑り止めがついた手や指にフィットする細身のタイプの手袋がおすすめです。また手袋を付けた際、ボールペンやマジック、ハサミやカッターなどの作業をする時に使用する道具を持ちやすいかも重要な点です。
参考記事:スーパーの品出し商品補充|缶飲料の取扱いは落とさないよう慎重に
手袋に付いているデコボコの滑り止め部分は仕事をしていると徐々に減ってきます。店内とバックヤード(倉庫)や事務所の行き来でドアノブを握るなど品出しの仕事以外の場面でも滑り止め部分は消耗して擦り減ってきます。手袋は消耗品と割り切って定期的に交換をすることになるでしょう。
参考記事:スーパー品出し補充の基本的なやり方やコツ
採用が決まったら手袋についてどんなものを使っているか、勤務する初日までにこっそり買い物ついでに勤務予定のスーパに行き、従業員の方がどんなものを使っているのか下見をしておくもの1つの方法です。
手袋については消耗品となってしまいます。いろいろな手袋を試してみて自分にあったものを使うのがおすすめです。
参考までに下記の商品をご紹介します。滑り止めのある手にフィットするタイプのものです。仕事をしながら色々な手袋を試してみましょう。
カッター
カッターは品出しの際、商品が入っている段ボールや梱包材を開封するために使用します。カッターは自宅にあるであろうすでに持っているもので十分対応が可能。すでに持っているのであれば、特段新しいものを購入しなくても構いません。
参考記事:品出しでダンボールを安全に開封する方法
メモ帳とボールペン
メモ帳やボールペンについては上司や同僚からの連絡事項や指示をメモする際に使用します。お客さんからお聞きしたことをメモすることもあります。またこれから品出しの仕事をするために覚えるべきことをメモするために使用していきます。
メモ帳はA4サイズノートのような大きなものではなく、上着やズボンのポケットに入るような小さなもので十分です。ボールペンは1本あればOK。
チラシを折りたたんで持っておくと便利
週末や特定の曜日にチラシが出るケースが多いです。品出し業務をしていると来店したお客さんから「売り出しの○○はどこにある?」と聞かれることがあります。聞かれた商品がどこにあるのか分かっていることが大前提ですが、チラシを携帯していればその場でチラシを確認して、商品のある場所まで案内することが可能。チラシは店内の決まった場所にも掲示されているからそこを確認してもOK。
自宅で新聞をとっていれば新聞折込チラシとして入ってくることもあるのでそれを使用してもOKです。会社の事務所内でチラシを貰えるのであればそれを使用しても構いません。スーパー店内の決まった場所にチラシを掲示したり、サービスカウンターやお会計後に買い物した商品を買い物袋に詰めるスペース(※サッカー台といいます。)にPRのために折ったチラシ置いておくこともあるため、事務所内にチラシを準備していることが多いです。
その他補足 道具袋のことなど
スーパーに行くと腰に道具袋をさげて品出し作業をしている姿を見たことがあるのではないでしょうか。この道具袋(ウエストポケットや腰袋といいます。)は必要に応じて準備をしましょう。道具袋はカッターやハサミ、脱いだ手袋を収納するのに使用することが多いです。私の場合は会社から会社指定の道具袋を購入して10日程作業をしたものの、歩いたり作業をしているとどうにもブラブラして収まりが悪いから結局使わなくなってしまいました。私の場合は会社指定のものを購入しましたが、道具袋は会社から貸与されるケースもあるかもしれません。この点は各企業により異なります。
その他シャチハタなどを使用することもありますが、各企業によって異なる点もあります。その点は各企業の就業規則に従うことになります。
またそもそも「勤務初日に準備してくるものは会社で教えてくれるのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。私の場合、「手袋」と「カッター」については勤務初日に準備してくるよう言われていなかったのです。手袋についてはおそらく必要になるだろうと思い、念のため滑り止めのない軍手を準備していきました。しかしカッターは持っていきませんでした。そのためカッターについては同じ部署の先輩から借りることとなりました。
単に連絡を忘れただけだったのだろうか、それとも「それくらい言われなくても分かるだろうから、自分で準備しておいてくれ」ということだったのでしょうか。今でも謎です。
勤務時の服装
勤務時の服装は各企業の就業規則に従うことになります。これで締めくくってしまうと元も子もないので私の例(※男性)をご紹介します。ちなみに同僚も同じ服装となります。
私の職場の場合
私の場合はワイシャツにネクタイ、その上にユニホームという形です。クールビズを導入しているため夏場はワイシャツにノーネクタイの軽装、その上にユニホームの着用となります。ユニホームの上着やエプロンはそれぞれの企業により異なると思いますが、おそらく会社からの貸与となるはずです。
ズボンは色など就業規則に沿ったものを準備することになります。なるべく作業しやすいものを準備しましょう。スーツのズボンや黒系・茶系のパンツ(チノパンなど)が標準的です。
勤務時の靴については、動きやすく滑りにくいものを準備しましょう。もっとも靴についても就業規則で決まっているものがあればそれに従うことになります。できればスニーカーや運動向きのシューズがよいです。品出し中はバックヤード(倉庫)や店内を色々歩き回ることになります。また生鮮の部署や惣菜の部署に出入りする時は、床が濡れていたり、油で滑りやすくなっていることもあります。靴の裏がツルツルでデコボコがない滑りやすい革靴やファッショナブルなものはなるべくなら控えたほうがよいです。
採用が決まったら、店内で品出しをしている方がどんな靴を履いているのか下見にいって参考にしてみましょう。
スーパーの店内はけっこう寒い。服装を工夫をして調整しよう。
スーパに買い物に行った時、乳製品の売り場や畜産、生鮮、青果の部門へ近づくと寒いと感じたことはないでしょうか。買物で短い時間店内にいるだけでも寒いと感じるのですから、仕事で5時間から8時間勤務するとなると、寒さを感じる場面がかなりあります。夏場もバックヤードや事務所内は暑いが、店内はクーラーがかかっていて寒さを感じることがかなりあります。
参考記事:夏場の品出し作業は空調の影響で寒暖差をかなり感じる
特に秋から冬場はユニホームの下に薄手のカーディガンやセーターを着て寒さ対策をして調整をしましょう。またユニホームにジャンバーを採用している場合、寒さ対策のためカーディガンやセーターを着用することを踏まえ、ジャンバーのサイズは1つ大きなものを選ぶものもおすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか。パートの品出し業務に採用が決まってから実際に勤務するにあたって準備するものや勤務時の服装に関することをご紹介してきました。採用が決定してから勤務するまでに仕事で使用するものを購入するため支出が発生することもあります。
参考記事:パートに行くまでも支出は発生する|スーパーの品出し
実際に準備するものや服装について、勤務する会社の担当の方から詳しく説明があればそれに越っしたことありません。しかし長年勤務されておりその方にとっては当たり前すぎる情報をこれから仕事をされる方に伝えていないというケースも考えられます。
これからスーパーで品出しの仕事をされることが決まっている方で、今回の記事の中に何かお役に立てる情報があったのなら幸いです。