カラーコントロールとは売場で色彩を効果的に使う技術のことをいいます。
お客さんがスーパーマーケットの店舗に入った時に感じる印象の7割~8割は色彩によって決まります。
店内の色彩の印象は、店内の壁や床(フロア)の他、平台やキャスターといった什器とそこに設置されている幕(ラウンドシートとも呼びます。)、店員が着用するユニホーム、陳列する商品などの組み合わせによって決まります。
基本的には、ベースとなる店内の壁や床、配置する什器といった商品を陳列する環境に合わせて、幕やパネル、陳列する商品の色彩が決められていきます。
また多くのスーパーマーケットでは季節に合わせた以下のような色彩を使って、季節感を演出することが多いです。主にエンドのパネルや什器に取り付ける幕に以下のような色彩のものを使うケースが多いです。
春・・・緑やピンクで新緑や桜をイメージ
夏・・・水色やブルーで冷涼感をイメージ
秋・・・茶色やオレンジ、黄色で実りの秋や落ち葉をイメージ
冬・・・赤やオレンジといった暖色系の色で寒い冬の温かさをイメージ
店内の壁や床の色は店舗が完成してから大規模な改装を行わない限りは基本的に変えることができません。そのため売り場に設置するパネルや幕、商品を上手く組み合わせて店内の売り場の色彩を作っていくことになります。