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慢性的な人手不足の影響や担当者の不在・忙しさもあって、店内で品出し・商品補充の仕事をしていると他の付随業務も任されることがあります。
参考記事:スーパーの人手不足の原因理由|なぜ起こる?辞める人が多い
その1つにショッピングカートの整理・回収の仕事があります。グロサリー部門や日配部門の担当者は売り場内で作業をする時間が多いため、任されることの多い作業となります。今回はパートやバイトでスーパーで働くことになると担当することになるかもしれないショッピングカートの整理・回収の仕事内容についてご紹介していきます。
どんな仕事内容?
店舗内のカート置場ごとに、配置するショッピングカートの数はおおよそ決まっているはずです。置場に滞留し数が多くなったショッピングカートを回収し、店舗内の他のカート置場へ移動させて整理を行う仕事内容となります。
ショッピングカート6~8台程を重ねた(連なった)状態で従業員の方が移動させている姿を見たことがあるはずです。
カートの整理・回収を放置すればどうなる?
お客さんが来店する店舗の入口付近にショッピングカート置場が設置されている場合、カートの整理をせず放置していると、カートが滞留し入口や入口前の通路を塞いでお客さんが通行する際に邪魔になることがあります。また店舗入口が複数あり、それぞれにカート置場が設定されている場合は、一方の入口付近にはカートがたくさんあるものの、もう一方の入口付近にはカートがあまり置かれていないという状況が発生することもあります。
ショッピングカートを利用して買い物をされる方は多くいらっしゃいます。カートの整理・回収は、来店したお客さんの利便や安全面に配慮しての仕事内容となります。そのためカートの整理・回収は1時間に1回行うなど定期的に行う仕事内容となります。店内で時刻をお知らせするチャイムやアナウンスなどが流れる場合は、それを目安にカート整理・回収を行うのも1つの方法です。
スーパーのショッピングカートの種類
通常サイズのカートの他に、商品をたくさん入れるために深さがあったり、幅が広くなっているサイズの大きなカートもあります。またお子様も使用できる小さなお菓子や駄菓子類を入れることのできるかなりサイズの小さなカートも存在します。
「通常サイズのカート」、「サイズの大きなカート」、「お子様が使用するカート」など、カートの種類毎に並べて置場へ配置・整理することになります。
店内にカート置場が複数ある場合もある。
店舗の入り口が複数ある場合は、各入口にカート置場が設けられることが多いです。また入口だけでなく店内フロアの一定の場所にもカート置場が設けられていることもあります。
お客様駐車場などの屋外にもカート置場が設置されていることもある。
店舗入口やフロア内の他に、来店したお客さんが使用する駐車場付近の屋外にもカート置場が設置されていることがあります。屋外にあるカートを回収し店内のカート置場に移動させることも作業内容の1つです。
駐車場付近にあるカート置場にカートを長時間滞留させておくと、次第にカートが置場スペースから溢れて、お客さんや車に接触する可能性がまったくない訳ではありません。さらに屋外にカートを大量に滞留させておくと入口に備えておくべきカートがどんどん減っていってしまいます。そのため屋外にもカート置場が設置されている場合は、定期的に状況をチェックする必要があります。
また屋外に屋根のかかっていないカート置場がある場合は、雨が降るとカートが濡れることになります。雨で濡れたカートを回収した際は、他のカートと区別して整理し、しばらくの間乾かすなどの対応をしましょう。買物のために来店したお客さんが濡れたカートを手に取らないようにする配慮も大切です。
カートを置場に戻さないで放置されていることもある。
放置されているカートを回収・整理するのも仕事の1つとなります。
買い物をした後、店舗入口や駐車場付近にあるカート置場にカートを戻さないで、駐車場内の車を停車する白線付近にカートが放置されているケースが時々あります。その他、なぜか店内の売り場通路にカートがポツンと置き去りにされていることもたまにあります。
スーパーの隣に100円ショップやホームセンターが隣接している場合、その敷地内にスーパーのカートが放置されているケースもあります。その場合もカートを回収してスーパーの所定の置場に戻す必要があります。なんだか面倒ですよね。
カートに忘れ物がある時もある。
カート置場でカートの整理をしていると、なぜかお客さんが買い物をした商品を詰めた袋や買い物バッグ(エコバッグ)をカートにそのまま忘れて帰ってしまうケースが意外に多くあります。カートに忘れ物を発見した場合は、サービスセンター(サービスカウンター)や事務所の担当者に連絡をして事後対応を行うことになります。
後から店舗に「スーパーに○○を忘れたんですけどありませんか」と電話でお問い合わせがあることもあります。ちなみに私の職場では、小さなメモ書きに「○月○日 カートに忘れ物」などと書き、忘れ物を透明な袋などに入れ、鍵のついた場所に保管を行っています。
最後に
いかがでしたでしょうか。ショッピングカートの回収・整理に関する仕事内容をご紹介してきました。カートの回収・整理は来店したお客さんの利便や安全面に配慮した店舗での大切な仕事・作業となります。
パートやアルバイトとして採用となり実際に勤務すると品出しの仕事に関して覚えることがたくさんありますが、人手不足や担当者の不在等に備え、品出しに関連付随する作業も着実に覚えていくことが大切です。
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