スーパーマーケットのパート従業員やアルバイト従業員として採用となり勤務を開始すると、所属する部門の先輩から仕事のやり方についてレクチャーを受けることになります。その他、時々行われる研修に参加するケースも出てきます。
私の職場では、個人情報の保護に関する講習が1年に1回行われます。講習用DVDを観た後、本部から来た担当の方から個人情報保護に関する注意事項について講習を受けるというものです。
研修内容は、日々の仕事を通して知ったお客さんの情報を第三者に話してはいけないというものです。まぁこれは仕事をするうえで当たり前のことですよね。
スーパーでは、日々生活をしていく中で食するものや生活用品を販売しています。お客さんが購入した食するものや生活用品には、個人情報につながるものが多く含まれていると思いませんか?
スーパーで勤務すると、お客さんの普段食べている商品に関する情報が分かるのはもちろんですが、購入したものからその方の生活スタイルや家族構成について容易に想像がつくこともありますよね。そのためスーパーマーケットの従業員、特にチェッカーやサービスカウンターの担当の方は、意外とお客さんの個人情報を多く知り得る状態に置かれている訳です。
また自宅から勤務先の店舗が近い場合、当然知っている方もたくさん来店されます。面識のある方について、店舗で購入した商品の中から生活の一部が垣間見えたり想像がつくことも考えられます。
そのため、例えば仕事が終わって自宅に帰ってから「今日、お隣の◯◯さんが旦那さんと2人で来ていて、○○(商品名)を買っていた」などと家族に言うのは、非常によろしくないですし問題があるということですね。
正社員ではないパートタイマーやアルバイトの方であっても仕事中に知ったお客さんの情報については、発言を慎む必要があるということです。
その他、私の職場では接遇(接客マナー)に関する研修も実施されます。接客の基本用語に関する確認や勤務時の身だしなみについて、就業規則に則って仕事をしてもらいたい旨の確認が行われます。この研修も本部から担当の方が来て実施されます。
また自分の勤務している店舗で発生したクレームの他、他店舗で発生したクレームを挙げ、どうすればクレームの発生を防ぐことのができたのかを研修に出席したメンバー同士で議論したり検討します。
ちなみ私の職場では、店舗外の会場で研修を行うのではなく、店舗バックヤードの休憩室で実施されます。実施する日や時間が複数回あり、都合のよい日や時間を選択し勤務中に研修を受講することになっています。