隣に陳列する商品によって、商品の売れ行きやお客さんの視線の動きが異なってきます。
売れる商品の間に売り込みたい商品やまだ認知度があまりない商品を配置することで、お客さんの目に留まりやすくなります。スーパーマーケットで行われている基本的な陳列方法ですので紹介します。
下の画像のようなイメージです。
広告の品や知名度の高い商品の間に店舗が売り込みたい商品やまだあまり知られていない商品、少し価格の高い商品、地元の商品を配置して、お客さんの視線が商品全体にいきわたるようにします。人間の目線が左側から右側に移っていくことが多い特徴も利用しています。
これにより広告の品や知名度の高い商品以外の商品の販売機会を増やすことにつながります。
左側に広告の品を配置した場合、広告の品を目当てに来店したお客さんは、目当ての商品を見て手に取り、売り場を去ってしまうことが往々にして考えられます。右側には視線がまったくいかず、商品の存在を知ってもらうことができないことが考えられます。商品に視線がいかなければ、そもそも商品を手にとって買おうかそれともやめようかと検討する段階に至りません。
広告の品には、お客さんの購入頻度の高い商品について、あまり利益が見込めなくても低価格で販売をする目玉商品があります。そのためお客さんが広告の品だけを購入して帰ってしまうとあまり儲けがありません。広告の品以外の商品も売るための工夫を陳列を通して行っています。