今回、スカウト型就活サイトmikketaのサービス内容や特徴、サイト内で提供している適性検査の内容や分析項目について調査をしてみました。
公式サイト:mikketa
これから就職活動に取り組む大学生や大学院生の方は、複数の就活サイトに登録して説明会やインターンシップ、選考に臨むことになると思います。
スカウト型の就活サイトの利用を検討している大学生や大学院生の方はご参照ください。
mikketaとはどんなサービスか
mikketaは就職活動にあたり大学生3・4年生や大学院1・2年生など就活生の方が、自分のプロフィールをmikketaに登録しておくことで、mikketaを利用している企業からスカウトが届く新卒者向けのスカウト型就活サービスです。株式会社Reccoo(リクー)さんが運営しています。
学生の方は企業からのコンタクトを待ち、企業から届いたスカウトを承認することでインターンシップや企業説明会、採用選考に進むという仕組みです。
届いたスカウトにあまり興味がない場合は、「辞退する」を選択しても構いません。
学生の方は無料でmikketaに登録をして利用することができます。
プロフィールについては次の項目をmikketaのサイト内に登録し企業からのコンタクトを待ちます。
会員登録時に入力した情報がプロフィールとして登録される項目もあります。
関連記事:インターンシップで実施される適性試験対策ツール WTIの特徴を紹介
登録するプロフィール
ープロフィール画像ー
5MB以内のJPEGまたはPNGファイルでプロフィール画像を登録します。
プロフィール画像を登録しなくてもmikketaのサービスを利用することができます。
ですが企業の担当者が自社の求める学生をmikketaで検索する際、プロフィール画像は目に留まりやすいものですし、第一印象を決めるものだと感じます。
企業からのコンタクトを受けるには、プロフィール画像の登録は必要になってくるはずです。
ー基本情報ー
- 名前・フリガナ
- 性別
- 出身地都道府県
ー最終学歴ー
- 学校名
- 文系・理系の区別
- 学部・学科名
- 卒業年度
- 高校名
ー希望条件ー
- 志望業界
- 志望職種
- 志望勤務地
- 志望する企業規模
ー経験・実績情報ー
- アピールポイント
- TOEICスコア TOEFL IBTスコア
- 留学経験
- 保有資格・検定
- インターン経験
- 自己PR
- 学生時代に頑張ったこと
- 内定企業
経験・実績情報に関するプロフィール編集画面に移動すると、「自己PR」や「学生時代に頑張ったこと」について記入例が記載されていますので参考にすることができます。
一度登録したプロフィール内容については、プロフィール編集画面で内容を加筆したり修正することができます。
企業からコンタクトが来る可能性を高めていくためにプロフィール内容を充実させていきましょう。
プロフィールを64%以上埋めることで、企業からスカウトが届く可能性が高まることがサイト内にアドバイスとして記載されています。
職種単位でスカウトが届く
mikketaでは「株式会社○○」ではなく、「株式会社○○ ☐☐職」という内容でスカウトが届きます。
そのため自分の希望する職種に関するスカウトかどうかを判断しやすいのが特徴です。
学生側から企業にアピールできる機能がある
mikketaには企業側からのコンタクトを待っているだけではなく、ログイン後のページ内にある「会ってみたい」ボタンを選択することで、学生の方が自分から企業へアピールできる機能が備わっています。
ログイン後のサイト内の「企業一覧」というカテゴリーを選択し、企業のサムネイル画像の右上にあるハート型の「会ってみたい」ボタンを選択すると企業に通知が飛ぶ仕組みとなっています。これで学生側からも企業にアピールをすることが可能になります。
また「企業一覧」というカテゴリーを選択し、その中から興味のある企業を選択すると「企業詳細」や「募集内容」を確認することができます。内容を確認したうえで、「企業詳細」のページにある「会ってみたい」ボタンを選択する方法でも企業に通知をし、自分をアピールすることができます。
内定お祝い金がもらえる
mikketaを通じて企業に内定承諾をした場合、mikketa運営事務局(株式会社Reccoo)から学生の方が設定したメールアドレス宛に内定お祝い金としてAmazonギフト券10,000円分が届くサービスを実施しています。
内定お祝い金の申請はログイン後のサイト内で行います。企業へ内定承諾を報告してから30日以内に申請を行います。
公式サイト:mikketa
サービスを利用するには会員登録が必要
mikketaのサービスを利用するには会員登録をする必要があります。
はじめに基本情報を入力して仮登録を行います。
ー基本情報として入力する項目ー
- 名前とフリガナ
- 性別
- 出身地都道府県
- 携帯電話番号
- メールアドレス
- mikketaにログインする時に使用するパスワード
仮登録の際に入力する項目は少ない印象を受けています。
仮登録をすると、基本情報として登録したメールアドレスに「仮登録が完了しました」というメールが届きます。メール内にある「本登録する」のバナーを選択します。
移動した先の画面で「詳細情報」を追加することでmikketaのサービスを利用することができるようになります。
詳細情報として最終学歴と志望条件に関する項目を入力します。
ー最終学歴に関して入力する項目ー
- 学校名
- 文系・理系のどちらか
- 学部・学科名
- 卒業年度
- 高校名
ー志望条件に関して入力する項目ー
- 志望業界(※5つまで選択可能)
- 志望職種(※5つまで選択可能)
- 志望勤務地(※5つまで選択可能)
- 志望する企業規模
入力する情報・項目は少ない印象
mikketaは実際にサービスを利用できるまでの入力項目が少ない印象です。本登録完了までの段階では、自己PRや自分のエピソードをサイト内に登録・入力する必要がありません。スカウト型就活サイトの中でこれまで入力項目が少ないと言われていたキミスカよりも入力する項目が少ない印象です。
基本情報を入力し仮登録をしてから詳細情報の入力完了まで5分もかからずに行うことができます。
公式サイト:mikketa
適性検査の内容
mikketaの適性検査は性格検査と能力検査の2つがあります。
実際に調査をしてみたところ、mikketaの適性検査は自己分析を深めるための検査というよりもmikketaを利用する企業に自分の人物像を知らせるための検査という印象を受けました。
適性検査の結果から導かれた自分の人物像や特徴をサイト内に登録しておき、企業側が学生の方にコンタクトをとるかどうかの判断材料とするためのツールだと感じます。学生の方にとっては、自分と相性のよい企業からコンタクトを受けるためにその精度を高めていくためのツールといえます。
適性検査の結果が企業から届くスカウトに影響を及ぼすため、できるだけ正直に回答をするのがおすすめです。
これから就職活動を進めていくにあたって、適性検査を通して自己分析を深めたいとお考えの方は、同じスカウト型の就活サイトキミスカで提供している適性検査がおすすめです。分析項目が多く内容も充実している印象を受けています。
関連記事:ボリュームが多く内容も充実!キミスカ適性検査のやり方や内容・分析項目を紹介
性格検査
性格検査の質問は全部で96問あります。3部構成となっています。
性格検査のページ内に回答目安時間は10分と記載があります。回答の制限時間はありません。
あまり迷わず回答を進めると10分前後で全質問への回答が完了する印象です。
質問1~質問56が第1部です。第1部は自分の普段の考え方や行動パターンに関する質問です。質問に対し、当てはまるか当てはまらないか5つの度合いから選択します。回答欄に特に記載はありませんが、質問に対し「当てはまる」「やや当てはまる」「どちらともいえない」「やや当てはまらない」「当てはまる」の5つの中から選択する形です。
第2部は質問57~質問88で構成されています。第2部も自分の普段の考え方や行動パターンに関する質問ですが、回答形式が若干違います。
回答欄の右側と左側に考え方や行動に関する項目が記載されていて、右側の項目と左側の項目のどちらの傾向が強いか選択する形です。回答欄に特に記載はありませんが、選択肢は「右側の傾向が強い」「やや右側の傾向が強い」「どちらともいえない」「やや左側の傾向が強い」「左側の傾向が強い」というイメージです。この5つの選択肢から自分に当てはまるものを選択します。
第3部は質問89~質問96で構成されています。第3部は自分の仕事に対する価値観に関する質問です。回答欄の右側と左側に価値観が記載されています。自分の持っている価値観はどちらに近いかを選択していく形です。回答欄に特に記載はありませんが、選択肢は「右側に近い」「やや右側に近い」「どちらともいえない」「やや左側に近い」「左側に近い」というイメージです。この5つの中から自分に当てはまるものを選択します。
公式サイト:mikketa
分析項目は4項目と少ない印象
96個の質問へ回答すると結果が表示されます。
「情緒的傾向と論理的傾向」「個人を重んじる傾向と組織を重んじる傾向」「リーダー傾向とフォロワー傾向」「革新志向と堅実志向」のそれぞれどちらが強いのか、グラフを使いパーセンテージで示したものが診断結果として表示されます。
mikketaの性格検査を受けて分かる分析項目はこの4つとなります。
より自己分析を深めたいと感じた方は、他の就活サイトにも登録して適性検査を受けてみるのがおすすめです。
ボリュームが多く内容も充実|キミスカの適性検査のやり方や内容・分析項目を紹介
能力検査
能力検査は全28問の問題に回答をしていきます。言語系の問題が15問、非言語系の問題が13問出題されます。回答の制限時間は、言語系の問題と非言語系の問題それぞれ15分間です。
5つの選択肢の中から正解だと思うものを選びます。
言語系の問題では、時事問題や一般常識問題、尊敬語や謙譲語に関する問題、空欄補充問題、文章読解、事柄の関係に関する問題、語句の用法に関する問題などが出題されます。
非言語系の問題では、表や資料を読み取っての計算問題(売上や利益、損失を求める他、時間や運賃を求めるなど)、推論問題などが出題されます。
全28問に回答をすると、正答数が表示されます。
パソコンの画面を見てすぐに回答を導き出せる問題は少ない印象です。そのため非言語系の問題については、紙と筆記用具(シャープペンや鉛筆など)を使って計算をしながら回答をするのがおすすめです。
インターンシップの際や選考の最初の段階で言語分野と非言語分野に関する能力検査を実施することが多いはずです。企業の求める水準に達しなければ、面接やグループディスカッションといった次のステップの選考に進むことができません。
出題形式が独特のため、慣れていないと回答を導き出すまでに時間がかかります。問題に慣れていないと難しく感じます。
学生の方はmikketaを利用することで言語分野と非言語分野の能力検査に関する出題形式を事前に知ることができたり、出題形式に慣れるための機会を作ることができます。
ーインターンシップで実施される適性試験に特化した学習ツールー
WTIならマルチデバイス対応で移動中でも適性試験の練習をすることが可能です。
繰り返して何度でも学習でき、適性試験の出題形式に慣れることができます。
公式サイト:WTI(WebTest for Internship)
受検は1回のみできる
性格検査・能力検査ともにぞれぞれ1回受検することができます。受検が完了しサイト内の「適性検査を受検する」を選択すると、性格検査と能力検査の結果が表示されます。再度受検ができない仕組みとなっています。
なお、同じスカウト型の就活サイトであるdodaキャンパスで提供している適性検査GPSは、学年ごとに1回受検することができるという特徴があります。
関連記事:dodaキャンパスの自己分析ツール適性検査GPSのやり方を紹介
能力検査についてさらに事前に練習をする機会を設けたい場合は、書籍や対策講座ツールを購入して取り組むことも検討しましょう。
ー能力検査の練習ができる書籍の一例ー
ーインターンシップで実施される適性試験対策ツールー
WTI(WebTest for Internship)はインターンシップで実施される適性試験のみに特化した対策学習ツールです。
マルチデバイス対応で何回も繰り返して適性試験の練習や対策をすることができます。
ツールを利用することで、インターンシップの際に実施される適性試験の問題形式に慣れることができます。本番もあせらず適性試験に取り組むことが可能です。
インターンシップ時の適性試験の対策ツールとしてお役立てください。
公式サイト:WTI(WebTest for Internship)
関連記事:実際に購入してみました。WTI|インターンシップ時のWEBテスト対策ツールの特徴を紹介