現在、飲料はペットボトル入りのタイプが主流となっています。しかし缶コーヒーはもちろんのこと、従来からある350ml入りの缶や250mlサイズの細い缶、160mlサイズのミニ缶などに入った飲料もまだまだ多く存在します。
商品補充の仕事でも取り扱うことの多い缶飲料。スーパーマーケットで缶飲料を購入し、自宅に戻って冷蔵庫へ移すために確認をしていると、缶に1箇所程凹んで変形している箇所があるのを見たことがある方もいらっしゃると思います。
缶飲料のパッケージが凹んで変形している原因
原因として考えられるのは、品出し補充を行った担当者が作業中に誤って落としてしまい、そのままの状態で陳列をしたか、来店したお客さんが誤って商品を手に取る際に棚から落としてしまったというケースが多いです。落としてしまいますと下の画像のような状態となります。
品出し補充を行うために、運送業者の方が店舗まで運んできた缶飲料が入った箱やダンボールを開封した際に、すでに缶が凹んでいるなど変形している場合はそもそも売り場へ品出しを行いません。返品や運送業者さんへ連絡するなどの対応を行います。
商品を棚に陳列補充しようとする際、手に商品を持っている際に滑るなど何らかの理由で落としてしまうケースや2段式台車に缶飲料をバラの状態で積んで移動している際に落としてしまったケース、カートに積載して移動している際にダンボールに入った状態で落としてしまったケースが考えられます。
ペットボトル飲料は仮に落としてしまってもパッケージの変形はほとんどありませんが、缶飲料の場合は凹んで変形が目立ってしまうことが多いです。品出しに伴い缶飲料を取り扱う際は慎重に作業を行う必要があります。
作業中に商品を落としてしまった場合、私の職場では簡単なメモ書きに「商品補充の作業中に落としてしまいました。」と書いて、缶飲料の現物と一緒に飲料の担当者へ提出することになっています。同僚や先輩から大きく責められることはありませんが、さずがに「やってしまった感」は否めません。その日の仕事に対するモチベーションは大きく下がることもあり、「今日はあまりついていなから、何となく無難に仕事をこなして早く帰ろう」という何とも言えない気持ちにさせられます。申し訳なさから仕事帰りに自発的に、落としてしまった缶飲料を購入することもありました。
参考記事:パート・バイトでミスをした|引きずらないよう上手く立ち直るには
間違ってもそのままの状態で商品棚へ陳列を行うのはNGです。後々その缶飲料を手に取って購入された方からクレームが発生する可能性がない訳ではありません。
缶飲料を品出し作業中に落としてしまい、缶の内容物が特段溢れ出ておらず、まだ販売できる状態と部署で判断した場合、私の職場では「特価品コーナーや値引きコーナー」にて「パッケージが損傷しているため格安にて提供」などの表示をして格安で販売を行っています。
機械ではない人間が行う作業のためどうしてもミスは起こり得ますが、その回数は極力減らすことが大切です。
結局は急いだり慌てた状態で作業をしないということに尽きる。
しっかり滑り止めの付いた作業用の手袋を着用して作業をしているにもかかわらず、品出し・商品補充中に商品を落としてしまうということは、急いだり慌てて作業をしているか、何か考え事をしながら作業をしている状態が考えられます。つまり作業はしているが「なんとなく心ここにあらず」という状態が多いのでしょう。精神論的な話になってしまい大変恐縮ですが、1つ1つの作業を集中して行う必要があります。
今回は缶飲料のことを取り上げましたが、缶飲料だけでなく缶詰をはじめとする他の缶製品や瓶に入った商品についても同じことが言えます。