営業職に携わると、「朝に会社や店舗を出発し最初に訪問した取引先で業務を行うと、あとは午後まで予定がない」とか「朝の1件目の訪問が終わると、今日は予定がない」、「今日は最低限の仕事はしたから、あとはじっとしていたい」、「新規開拓をするよう会社から言われているが、今日はなんだかやる気が出ない」ということが時折あります。
会社や店舗を出発したものの「今日はただ時間が過ぎるの待って過ごしたい」という日が出てきます。
ですが、ただ路上にボーッと立っているもの目立ちますし、会社や店舗に帰っても上司や責任者から「営業活動はどうした?」と言われてしまいます。
そこで営業職に携わる場合、休憩スポットを確保しておくのがおすすめです。
筆者である私は学校を卒業してから8年程営業職をしていました。営業職として転勤をし新しい店舗に配属となった時は、前任者から引き継いだ顧客の情報を把握するのと並行して、営業活動中に休憩できる場所はないか探すようにしていました。
休憩できそうな場所をなるべく多く見つけておきます。
いつも同じ休憩スポットばかりにいると目立ってしまい、私を知っている人や取引先の人に目撃されて、会社に伝わったりクレームになるのを防ぐためです。私の場合、喫茶店で休憩しているのを見た取引先の人が、「◯◯(私の名前)が喫茶店でお茶を飲んでいた」という情報を店舗にいる人へ伝えてしまったことが過去に一度だけありました。
そういった経験が一度あったことから、時間を変え、そして定期的に場所を変え、色々な場所で予定がない時の時間を潰すために休憩をとっていました。
今回は私の営業職時代の経験を踏まえて、外回り中の営業マンのおすすめ休憩場所・休憩スポットを紹介します。
公共施設内のロビーやベンチ
◯◯市民センターとか◯◯センターといった自治体の大きめの施設内のロビーです。
ロビーにはベンチがありますので座って休憩します。すぐ近くには飲み物の自動販売機が大抵あります。お手洗いもあります。また市役所のロビーや玄関付近にも腰掛けるベンチがあることが多いので、軽く休憩することができます。
私の場合、ベンチに座りカバンに入っている資料を手に取って、遠くを見ながら考え事をしているフリをしたり、資料を見ているフリをしてボーッとしていました。自動販売機で買った飲み物を時折飲みながら時間が過ぎていくのを待ちます。
本当に休憩をしてもいいですし、次に会う予定の顧客に関する資料を見ておくなど営業活動の準備をすることもできます。
公共施設内ですので偶然にも取引先の人や面識のある方に会って、話かけられることが出てきます。
その際は、
■「これからここの(施設内)の職員の人と間もなく打ち合わせがあるんですよ」
■「この(施設内)の近くに住んでいるお客さんと2時頃に会う予定で、今ちょうど資料を見ていたんですよ」
■「お客さんと11時頃にここで軽く面談するので、待っているところでした」
のような類のことを言っておけば問題ありません。
お客さんからは「あぁ、そうなんですか。じゃぁ、頑張って下さいね。」のような感じのことを言われる程度です。
私の場合、そこからさらに色々と突っ込まれることはありませんでした。
私の場合、ロビー内の隅っこにいるのではなく、なるべく他の来館者と馴染むようなエリアで休憩をすることが多かったです。
大きめの病院のロビーや待合所、玄関付近
大きめの病院に行くと、ロビーの他、受付や料金計算をするエリアの手前に大きめの待合所があります。イスがありますので、色々な人に紛れて腰を掛けて休憩することができます。また玄関付近にもベンチやイスがあることが多いです。
売店の他、自動販売機、お手洗いもあります。小腹が減ったら売店で食べ物や飲み物を購入できます。
なるべく他の来院している人と馴染むようなエリアにいて休憩を取っていました。
図書館のロビー
図書館に中に入ってガッツリ新聞や本を読むのは、面識のある人に目撃される可能性があります。そのため私の場合、ロビーや玄関付近にあるイスに腰掛け、資料を見ているフリをして、これから打ち合わせや面談がある様子を演じて軽く休憩をしていました。
図書館の建物の中には御手洗いが備わっています。
「飲み物の自動販売機のある図書館」と「自動販売機の備わっていない図書館」があります。
取引先の喫茶店
取引先の中に喫茶店がある場合は、喫茶店へ立ち寄ってお茶を飲みます。お茶を飲みながら店主と会話したり、軽く新聞や雑誌を読んで時間が経過するのを待ちます。
仕切りのあるボックス席に座ってしまうと、第3者から見るといかにもサボって涼んでいる雰囲気が出てしまいます。ですので私の場合、カウンター席に座って店主と軽く会話をしながらお茶を飲むというスタイルにしていました。カウンター席に座ることで喫茶店に来ている他のお客さんから見れば、軽く商談をしている様子にも見える訳です。
定期的に利用して店主と仲良くなると、ノルマで困った時にお願いや協力の申し出をしやすくなるという側面もあります。
スーパーやショッピングセンター、体育館にある大きめの駐車場
車を使って営業活動をする場合、スーパーや大型ショッピングセンター、体育館、道の駅の駐車場で休憩をすることが多かったです。できるだけ大きめの駐車場で休憩をとるようにしていました。
駐車場内の隅っこは、いかにも休憩してサボっている雰囲気が出ているように感じましたので、他の車とできるだけ馴染むような駐車場内の中央付近であったり、店舗にできるだけ近い位置に車を停めて休憩をしていました。
時折、資料を手に取って眺めているフリをします。タブレット端末を持っているならそれを眺めて仕事をしているフリでも構いません。