「ソフトを使いこなせるだろうか・・・」
「会計ソフトを導入しても使いこなせなかったらどうしよう・・・」
これから確定申告をするための会計ソフトの導入をお考えの個人事業主の方は、頭をよぎるのではないでしょうか?
はじめて会計ソフトを導入するにあたり、できればサポート体制やアフターケアの整っているソフトを使用したいとお考えの方は、多くいらっしゃるはずです。
また、日々の記帳のやり方やソフトの使い方・操作方法について疑問点が発生した際に、質問をすればすぐに解決できるソフトを使用したいとお考えではないでしょうか?
この記事の筆者である私は、やよいの白色申告 オンラインという会計ソフトを使用しています。
「やよいの白色申 オンライン」には3つの利用プランがあり、プラン毎にサポート内容が異なります。
ーやよいの白色申告オンラインの利用プランー
フリープラン | ベーシックプラン | トータルプラン | |
サポート内容 | ■WebFAQ | 操作質問ができるサポート内容です。
■WebFAQ ■電話サポート ■メールサポート ■チャットサポート ■画面共有(オペレーターからの提案時のみ) ■福利厚生サービス |
操作質問と業務相談ができるサポート内容です。
■WebFAQ ■電話サポート ■メールサポート ■チャットサポート ■画面共有(オペレーターからの提案時のみ) ■仕訳相談 ■経理業務相談 ■確定申告相談 ■福利厚生サービス |
料金 | ずっと無料 | 初年度優待価格 1年間無料
次年度以降 年額9,200円+税 ※初年度優待価格を利用するには、自動更新の決済方法として、口座振替またはクレジットカード情報の登録が必要。 |
初年度優待価格 年8,400円+税
次年度以降 年額16,800円+税 ※初年度優待価格を利用するには、自動更新の決済方法として、口座振替またはクレジットカード情報の登録が必要。 |
筆者である私は「トータルプラン」に加入をしています。
やよいの白色申告オンラインの中で、私がよく利用するサポート内容は、「チャットサポート」と「メールサポート」、「仕訳相談」です。日々このソフトを使用していますが、サポート体制にはかなり満足しています。
「チャットサポート」と「メールサポート」は「ベーシックプラン」または「トータルプラン」に加入することで利用することができます。
「仕訳相談」は「トータルプラン」に加入すると利用できます。
今回は、実際にソフトを利用している体験を踏まえ、「チャットサポート」「メールサポート」「仕訳相談」とはどんな内容なのかを紹介・レビューしていきます。
チャットサポート 疑問点がその場で解決できる!
チャットサポートとは、ソフトの操作中に担当者へ直接文字で疑問点を質問することができるサービスです。
概要
ーチャットサポートを利用できる時間ー
■9:30~12:00
■13:00~17:30
※土・日・祝日、およびソフトを提供する弥生株式会社の休業日は利用できません。
ソフトの使用中、チャットサポートの担当者に空きが出て通信が可能になると、チャットサポートのバナーが表示されます。
上の画像は、ログイン後に表示されるページにチャットサポートのバナーが表示され、チャットサポートを利用できる状態であることを示しています。バナーは画面の左下に表示されます。
かんたん取引入力画面を操作中の際も、担当者に空きが出るとチャットサポートのバナーが表示されます。
取引入力の画面を見ながら質問ができますので、自分の疑問点を把握しやすいですし、担当者にどのように質問したらよいか明確になります。そのため、より具体的な質問を入力しやすくなります。
公式サイト:やよいの白色申告 オンライン
チャットサポートの使い方・利用の流れ手順
チャットサポートの使い方や利用の流れを紹介していきます。
これから紹介する画像は、やよいの白色申告オンラインの利用料金を経費として入力したいが、取引日と科目が分からないため、どのように支出タブに入力したらよいかをチャットサポート担当者に質問した際のものです。
画像を交えて紹介していきます。
はじめにチャットサポートのバナーが画面に表示されていることを確認します。
チャットサポートのバナーを選択すると、バナーが拡大されます。「チャットで相談する」を選択します。
自分の状況に応じて「操作方法がわからない」「取引入力で使用する勘定科目がわからない」のいずれかを選択します。
自分の困りごとを決定したら、送信を選択します。
チャットサポートの担当者と通信できる状態になると、「本日は◯◯が承ります。」と担当者名が表示されます。
この状態になると、担当者に質問をすることができます。
チャットの通信が混みあっている場合は、担当者名が表示されず、「誠に申し訳ございませんが、ただいま大変混みあっております。」と表示されます。この場合、右上の「×」を選択し、時間を置いて再度チャットサポートのバナーを選択する、もしくはメールサービス・仕訳相談を利用して質問しましょう。
自分の疑問点を「+メッセージを入力」の箇所に入力し、「→」を選択すると、入力した疑問点が表示されます。
上の画像は筆者の私が、やよいの白色申告オンラインの利用料金を支出タブに経費として入力したいが、入力方法が分からないので質問を行った際のやりとりです。ソフトの「利用申込みをした日」と「料金の口座振替となった日」が異なるため取引日はいつにしたらよいか、ソフトの利用料の科目は何に該当するのかを知りたいため質問をしました。
担当者からチャットサポートの利用上の注意点に関する案内があります。案内に目を通し、同意できる場合は「同意しました」と入力します。
利用上の注意点に同意すると、担当者から質問に対する回答を得られます。
今回の質問で、取引日は「口座振替日」とし、科目は「雑費」とする旨の回答が得られました。また、利用料金に関する支出タブへの入力方法の回答を得られました。
担当者への相談が終わりましたら、右上の「×」を選択して、チャットサポートを終了します。「×」を選択すると「チャットを終了しますか?」と表示されますので、「はい」を選択します。最後にアンケート画面が表示されます。
最後にアンケートに回答して「送信」を選択します。
公式サイト:やよいの白色申告 オンライン
私がチャットサポートを利用して解決できた事例
■やよいの白色申告オンラインの利用料金について、かんたん取引入力をするにあたり、「科目」と口座振替した際の「取引日」はどうやって入力したらよいか
■インターネット通販で事務用品を購入したが、「注文日」と「代金の銀行振込日」、「事務用品発送日」が異なるが、かんたん取引入力の「取引日」はいつにしたらよいか
■実店舗で封筒と事務用品を購入し、1枚のレシートを受領したが、かんたん取引入力をするにあたり、1つの取引として入力すればよいのか、それとも「通信費」と「消耗品費」に分けて入力したほうがよいのか
チャットサポートのメリットと不便に感じた点
チャットサポートを日頃から利用して感じたメリットは、チャットサポートのバナーが表示され、オペレーターと通信できた場合、質問に対する回答がその場で得られる点です。そのため疑問点をスピーディーに解決することができます。
不便に感じた点は、質問をしたいと思ったタイミングでバナーが表示されていないことがあり、バナーが表示されるまで待つ必要がある点です。また、バナーを選択してもチャットの通信が混みあっていて、すぐに質問をできないことがあるという点です。個人事業主の確定申告の時期になると、特に顕著に感じます。
この点は、チャットサポートのオペレーターの人員にも限りがあると思いますので、致し方ないことだと感じています。
メールサポート
メールサポートでは、製品操作に関する疑問点を質問することができます。
質問後、メールで回答が返ってきます。
メールサポートの使い方・利用の流れ手順
はじめに「やよいの白色申告 メールサポート」と検索します。検索結果の上位に表示されるページを選択します。
メールサポートに関するページへ移動します。「メールでのお問い合わせ」を選択します。
「「やよいの白色申告オンライン」をご利用のお客さまはこちら」を選択します。
購入時(やよいの白色申告オンラインの利用申込時)に登録したメールアドレスを入力し、続いてパスワードを入力してログインします。
「問い合わせ情報入力」のページへ移動します。
オペレーティングシステムとブラウザについて、自分の使用状況に当てはまるものを選択します。私の場合、Windows10とマイクロソフトエッジを使用していますので、上の画像のように選択します。各自の使用状況に併せて選択してください。
「お問い合わせ内容の概要を入力してください」の箇所に、自分が質問したい内容を入力していきます。
上の画像は、チャットサポートを利用しようとしてバナーを選択したものの、その後通信ができなくなったため、どうしたら通信できるかを質問する想定で入力をしたものです。
質問事項を入力したら「次へ」を選択します。
「問い合わせ情報確認」のページへ移動します。入力内容を確認して問題がなければ、「送信する」を選択します。これで送信が完了します。あとは回答のメールが来るのを待つことになります。
メールは24時間受付しています。回答は、営業日の17:30まで行ったものは当日中に、それ以降に行ったものは翌営業日の回答となります。(土・日・祝日、およびソフトを提供する弥生株式会社の休業日を除きます。)
公式サイト:やよいの白色申告 オンライン
仕訳相談
仕訳相談は、勘定科目や仕訳方法に関する疑問点・分からない点を質問でき、メールで回答が返ってきます。
私の場合、「チャットサポートのバナーがなかなか表示されない時」や「バナーが表示されて選択しても、その後通信ができない時」に利用しています。
チャットサポートが利用できない状況の中、かんたん取引入力を行っている際に、科目をどれにしたらよいか分からない場合や取引日をいつにしたらよいか悩んだ場合に利用しています。
仕訳相談の使い方・利用の流れ手順
はじめに「サポート内容・お問い合わせ窓口を知りたい」のページへ移動します。
ー「サポート内容・お問い合わせ窓口を知りたい」のページURLー
画面を少しカーソルして、仕訳相談の箇所を選択します。
やよいの白色申告オンラインにログインします。購入時(やよいの白色申告オンラインの利用申込時)に登録したメールアドレスを入力します。
続いてパスワードを入力します。
ログインすると「仕訳相談内容入力」の画面が表示されます。
「仕訳相談内容」の箇所に相談内容を入力していきます。上の画像は、インターネット通販で事務用品を購入し、注文日と代金振込日、商品発送日が異なる場合の「かんたん取引入力」のやり方について相談することを想定したものです。
相談内容を入力したら「次へ」を選択します。
「仕訳相談確認」の画面へ移動します。入力した内容を確認し問題がなければ、「送信する」を選択します。あとは回答が返ってくるのを待つことになります。
仕訳相談の受付時間
仕訳相談は24時間受付しています。回答は、営業日の17:30まで行ったものは当日中に、それ以降に行ったものは翌営業日の回答となります。(土・日・祝日、およびソフトを提供する弥生株式会社の休業日を除きます。)
メールで回答が来るため、回答を得られるまで最長で翌営業日まで待つ必要があります。金曜日の17:30以降に質問した場合は、翌週の月曜日に回答が来ることになります。そのため、回答が分かるまで時間が掛かるケースがあります。
私が仕訳相談を利用して解決できた事例
■アフィリエイト報酬が口座に振り込まれる際に、振込手数料が差し引かれて入金となる際の「かんたん取引入力」の方法
■グーグルアドセンスの報酬が、消費税の「不課税売上」になることを税務署で確認したうえでのグーグルアドセンス報酬の「かんたん取引入力」の方法
■印紙代や県証紙代の立替払いを行い、売上金額と印紙代・県証紙代の合計金額が振り込まれた際の「かんたん取引入力」の方法
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最後に
やよいの白色申告オンラインに備わっている「チャットサポート」「メールサポート」「仕訳相談」の内容や特徴、利用の流れなどを紹介してきました。
ソフト導入後のサポート体制・アフターケア体制が整っていることを感じて頂けたと思います。
これから会計ソフトの導入を検討している個人事業主の方の参考になれば幸いです。
公式サイト:やよいの白色申告 オンライン