アルバイトやパートタイマーとしてスーパーマーケットでの品出し業務をする際、自分だけ重い物を持たず、重さの軽い商品だけ品出しすることは、ほぼほぼ無理だと思ったほうがよいです。
一緒に作業をしている他のスタッフの心証が悪くなる
バックヤードや売り場で作業をしている他のスタッフの方も多少なりとも疲れがたまっていたり、腰や足、膝が重いと感じながら仕事をしているというケースが多いです。腰や膝にサポーターをして作業をしている方も実際いらっしゃいます。
自分だけ重い商品を持たないとなると他の従業員のモチベーションが下がってしまいます。一緒に作業をしている他の従業員の方は直接表情に出さないかもしれませんが、快くは思わないでしょうね。風当りが強くなることも考えられます。
上司であるチーフや店長といった管理者の立場から見ると、掛けているコスト(人件費)に見合わない従業員と思われる可能性もあります。同じ金額の時給を掛けているのに一人は重い物の品出しもやってくれる、もう一人はまったくやらないということですからね。働く側からすると給料をもらうことになりますが、経営者・管理者からするとコストがかかっているという点が頭にあるのです。
本当のところは誰も重い商品を持ちたくないと思っている
本音を言えば体に負担がくるし誰も重い商品を持ちたいとは思っていないのです。
年功序列の背景が現在も残っているため、一番の新人(キャリアの若い方)が重い商品を積極的に品出しするべきという雰囲気が少なからずあるのも事実です。他の従業員があまりやりたくないような仕事を一番の新人の方が担当することになるケースが多いです。
私の体験談で大変恐縮ですが、勤務初日の一番はじめの品出しの際、いきなり1kg×20個入り 合計20kgのグラニュー糖と白砂糖をカートから2段式台車に積み替えして売り場に陳列することになりました。今なら積み替える際の要領や体に負担のない陳列の仕方が分かりますが、当時(勤務初日)は要領も当然分からないし、品出しをするための腕力や体力がまだなかったため大変だったのを覚えています。
重い物は誰も持ちたくないから、まだ何も分からない新人にやってもらおうということなのだったと推測しています。現実には重い商品は見ないフリをして、誰か他の人にやって欲しいと思っているものなのです。
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アルバイト求人を探しているが、現段階で腰痛やひざ痛があったり、重労働を伴う作業を避けたいと考えている方は、スーパーの品出しの求人への応募は控えたほうが賢明といえます。
参考記事:スーパー品出し補充の基本的なやり方やコツ
これまでスーパーマーケットでのアルバイト経験者から品出し作業は楽だとか簡単だとか聞いたことがあるかもしれませんが、勤務時間中は仕事をしたフリをしているか、軽い商品を「選んで」品出しをしていることも十分考えれます。