完全に雪が解けた4月初旬に車の洗車をしたら、ボディに茶色のポツポツが無数にあるのを発見してしまった。
これまで私は、黒やガンメタといった濃い色の車に乗ってきた。そのため車のボディに茶色のポツポツが出現していることを気に留めることはなかった。
現在はボディ色がホワイト系の車に乗っている。車がホワイト系のボディ色の場合、茶色のポツポツが結構目立つ。
この車の1年法定点検の際、ディーラーのサービス担当者に「このポツポツって何ですか?」と尋ねたら「おそらく鉄粉でしょうね」という回答であった。
カー用品店に行くと、粘土タイプとスプレータイプの2種類の鉄粉を取る商品が売っているということをディーラのサービス担当者から聞いた。
3か月程、このポツポツを見ないことにして放置していたのだが、やはり徐々に気になってきた。そのため近くのホームセンターに行って、鉄粉をとるための道具を買ってきた。
購入したのは、株式会社プロスタッフという会社から販売されているスプレータイプの鉄粉スポットスプレー400ml B-14という商品。鉄粉を化学反応で浮かせて落とす商品だそうだ。
ポツポツが気になる箇所に10センチから15センチ離れた位置からスプレーをすると、鉄粉の場合、紫色に反応をするということだ。スプレー後2分~3分待ち、紫色に反応した箇所をスポンジやウエスで水で洗って、鉄粉を取り除くという商品だ。
イエローの塗装車と外車・輸入車には、変色のおそれがあるため使用できないとパッケージに記載があるので注意したい。
地元のホームセンターで税込744円であった。
ちなみにamazonや楽天市場などインターネット経由だともう少し安く購入できる。
実際に使用してみたところ、ポツポツが取れた箇所もたくさんあったが、取れない箇所も少しあった。また使用後は、ボディの明るさが増したように見える。
「ボディが冷えている状態で作業を行うこと」と「炎天下での作業は控えるように」とパッケージの説明箇所に記載があったため、涼しい夕方に水洗い洗車を済ませておき、翌日朝8時頃からスプレーをかける作業を開始した。
茶色のポツポツがない箇所も紫色の反応が出て驚いた
黒色や茶色のポツポツが出現している箇所に吹きかけてみた。
スプレーはサラサラした液体上で、ボディの上部に吹きかけると下へ垂れてくる。
ポツポツの箇所はもちろんなのだが、液体が下に垂れた結果、ポツポツが現れていない箇所も紫色の反応が出たことに驚いた。
この記事のタイトルに「思わぬ結果に!?」と記載したのはこのことだ。
そこでパネル全体にスプレーを吹きかけてみたら、やはりポツポツが現れていない箇所も紫色の反応がかなり出るのだ。
この車で雪のシーズンを1回過ごしただけだが、目に見えない状態の鉄粉が、かなり付着していたことが分かった。
筆者の場合、ボンネット、グリル付近、リア、運転席側のドア、助手席側のドア、後部座席の右側のドア、後部座席の左側のドアと大まかなパネル毎(大まかな箇所毎)に分けて、スプレーを吹きかけた。
スプレーを吹きかけると独特のにおいが発生する。においに敏感な人はマスクをして作業をしたほうがよいだろう。
スプレーを吹きかけて2分~3分待ってから、ビニールの手袋を装着し、紫色に反応が出た箇所をセーム皮を使って水洗いをした。
試しに再度スプレーをボディに吹きかけてみたところ、再び紫色の反応が出る箇所がそれなりにあった。これにも驚いた。
そのためスプレーを吹きかけてセーム皮で水洗いをするという作業をパネル毎(大まかな箇所毎)に、合計で3回行った。ボディを3回水洗いしたことになるので、けっこう疲れる。
屋根部分を除き1つのパネルに対し、計3回スプレーをかけてセーム皮を使い水洗いをした結果、スプレーは残り5分の1程になってしまった。1回の作業でスプレーをほぼ使い切ってしまったことになる。
ホワイト系のボディ色に使用したが、今回の作業でシミが発生したり変色が起きることはなかった。
今回、鉄粉スポットスプレーを使用して分かったことは、目に見えない鉄粉が車に多く付着しているということだ。車の錆び発生防止のため、雪が解けた春先の洗車時には、なるべくやっておきたい作業だと感じた。
今回紹介したプロスタッフの鉄粉スポットスプレー400ml B-14