昨年、中古車を購入する機会があった。
その際、遠方の県外ディーラーから見積もりを取ったり、県内でも車で1時間40分程かかるディーラーに出向いて、実際に車両を見て商談を行った。
購入したのは、車で1時間40分程の距離に位置する県内のディーラー認定中古車であった。
車種は、MAZDA3 15SブラックトーンエディションのAWD
今回、実際に中古車を購入した経験を踏まえ、中古車を購入する際に少しでも購入費用を抑える方法を紹介したい。
裏技的なものではなく、一般ユーザーが行うことのできる地に足のついた現実的な方法を紹介する。
車庫証明を自分で取得する。
普通自動車を購入する場合、多くの地域で車庫証明の取得が必要となる。
この車庫証明の取得を販売店にまかせるのではく、自分で警察署へ申請して取得するのをおすすめする。
私が購入した販売店では、購入者自身が自分で車庫証明を取得してもよいということだったので、自分で取得することにした。
車庫証明を取得するには、平日の日中に2度警察署へ出向く必要がある。2度というのは、警察署へ申請する日と車庫証明が交付される日の2回だ。
平日の日中に時間が取れる人は、是非自分で取得してみて欲しい。
私の場合、販売店の人から「車名」「型式」「車台番号」「車の大きさ」が既に記入された状態の複写式の申請用紙の他、使用承諾証明書、所在図配置図をもらうことができた。また申請用紙の書き方も販売店の人からある程度教えてもらった。
また、平日の日中に時間を割くことができたので、なんとか自分で車庫証明を取得することができた。
申請用紙の書き方も各都道府県警察のホームページ内に掲載されているので、参考にしてみて欲しい。
「車庫証明 書き方」などと検索すると、記入例がたくさん出てくる。平日の日中に時間を割くことができるのであれば、あまり気負わずに手続きを行うことができるはずだ。
私が購入した販売店では、販売店に車庫証明の取得をまかせると2万円かかるということであった。
自身で車庫証明を取得することで、単純に2万円が浮くという話だ。
また県外にあるスバルディーラーから見積もりを取った際は、車庫証明の料金として2万6千円が見積書に計上されていた。
自分で車庫証明の手続きを行ったことで、警察署へ支払う申請手数料だけで済んだ。この申請手数料は、販売店にまかせても、自分で取得しても必ず発生する費用となる。
自分で足を使って動くことで、多少だが車の購入費用を抑えることができた。
納車時は販売店に車を取りに行く。
納車の際は、自宅や自身が指定した場所に車を持ってきてもらうのではなく、自身で販売店に取りに行くことをおすすめする。
私は納車時、ユニック車に車を積載して自宅まで持ってきてもらったのだが、その自宅納車費用として1万5千円の費用が発生した。販売店と自宅は同一県内同士であった。距離するにと自宅から片道73キロに位置する販売店であった。
他の検討車種として、スグダスというスバルの中古車サイトを通して、関東地方にあるスバルディーラーから見積りを取った。遠方にある関東地方のスバルディーラーから地元のスバルディーラーまでの陸送費用として、5万2千円が納車費用として見積書に計上されていた。
こういった経験から購入金額を安く抑えたい場合は、納車時、車を自身で販売店に取りにいったほうがよいことを実感した。
県外から車両を取り寄せする場合は、陸送費用がどうしても発生してしまう。
しかし、たとえ遠方の販売店であっても、陸送費用と比較し、自分で交通費や手間を掛けて取りに行ったほうがコストがかからならいだろうと判断できたなら、自身で販売店に車を取りに行ってみて欲しい。
関連記事:中古車購入時の諸費用の目安は?いくらかかるのか内訳を紹介
自分の希望する装備がすでに装着された車両を検討する。
メーカーやディーラーが運営している中古車サイト、ガリバーなどの中古車販売店のホームページで車両を探す際、ナビゲーションであったり、ドライブレコーダー、装着されているタイヤの状態など、自身の希望する装備があらかじめ装着されている車両を予算の中から検討するとうことだ。
購入する中古車に装備を後付けしたい場合、その商品代やパーツ代の他に、工賃が当然発生してくる。
ナビゲーションやドライブレコーダーを必ずつけたいのに、購入する車両に装着されていない場合は、販売店からオプションとして購入したり、納車後自身で購入をして取り付けをする必要がでてくる。
装着しているタイヤが摩耗している状態なら、新しいタイヤを購入する必要が出てくる。
今回中古車を実際に購入してみて、パーツを別途購入し後付けすると、購入費用が膨らんでいくばかりだと感じた。
「これは絶対に必要だ!」と思う装備が既に取り付けられている車両を自身の予算の中から探すことをおすすめする。
商談の際、雰囲気に流されて不要なものを購入しない。
雰囲気に流されて、不必要なものを購入しないということだ。また、車を購入するということで気持ちが大きくなり、明らかに割高なもの・余計なものを購入するにも控えたほうがよい。
私がMAZDA3の購入に伴い、販売店で購入したオプションはスノーブレード(冬ワイパー)とナンバープレートホルダー(ナンバープレートに取り付ける枠)のみであった。
ナビやドライブレコーダーなど自分の希望する装備がすでに取り付けられていることもあり、別途購入する装備がほとんどなかったのだ。
ほとんど購入すものがないにもかかわらず、販売店の人は色々なサービスや商品を案内・提案してくる。
なるべく費用を抑えて安く購入したいと思ったら、安易に販売店の人の案内や提案を受け入れないことだ。
今回、中古車を購入するにあたり、ディーラーを4店舗ほど回って見積書を取った。必ず案内を受けたり、こちらから何も言わなくても見積書に盛り込まれていたのが、車へのコーティングであった。
よほどコーティングを販売したいのだろうと感じた。コーティングについて事ある後に案内があるということは、ビジネスとして旨味があるのだろうと推測している。
車両の購入に伴って、任意保険を当社へ切り替えませんかという案内もすべての販売店から受けた。
また、私の住んでいる東北地方は雪が降るため、スタッドレスタイヤが必ず必要となる。スタッドレスタイヤの案内も受けたのだが、ネット経由で購入したほうが安価に購入できることを知っていので、販売店からの購入は見送ることにした。
販売店からの提案を一度断ったが、「納車時期に雪が積もっているかもしれないから」と、何度か提案があった。それでも販売店とネット通販だと価格差がかなりあるので、丁重にお断りした。
MAZDA3を購入した販売店から提示されたスタッドレスタイヤの価格は、16インチのホイール込みで15万9千円であった。
車両の契約後、すぐにカーポートマルゼンでスタッドレスタイヤとアルミホイールのセットを購入した。価格は送料込みで約11万円であった。同一メーカーで同一商品、同一サイズの16インチでの価格だ。バランス調整やホイールナットも込みの価格である。けっこうな価格差がある。
この価格差だとスタッドレスタイヤセットの購入は、ネット通販の一択だ。
私がカーポートマルゼンでスタッドレスタイヤセットを購入した際の体験談に関する記事もあるので、興味のある方は参考にして欲しい。
関連記事:気になる製造年は?カーポートマルゼン通販でスタッドレスを購入!
コーティングや保険の切替え、タイヤの販売は、車を販売するビジネスとして相当な利益があるのだろうと感じた。
これから中古車を購入しようとしている方の参考になればと思う。
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