中古車を購入する際、車両本体価格やオプション(付属品)の価格の他に、諸費用が発生してくる。
この諸費用が、どれくらいかかるのか気になっている方も多いのではないだろうか。
中古車を購入する際、諸費用が意外に多く発生する。
筆者である私は、2023年の10月にMAZDA3 15S ブラックトーンエディション AWDを中古で購入した。しかし、シートが自分に合わず、9カ月程で手放してしまった。内装が気に入っていたのだが・・・。
MAZDA3を泣く泣く手放した話:マツダ3のシートが劇的に合わず腰痛で9カ月で買い替えた話
これから中古車を購入しようとお考えで、諸費用はいくらかかるのか目安を知りたい方は参考にして欲しい。
なお、この記事でいう「諸費用」とは、車両本体価格とオプション(付属品)の価格以外に支払った金額のこととする。
どんな諸費用がいくらかかったか 諸費用の内訳
以下に記載したのが、MAZDA3を購入した時に支払った諸費用の内訳だ。
■自動車税未経過相当額 5か月分 12,700円
■環境性能割 30,000円
■自賠責保険料未経過額 17か月分 14,060円
■登録・届出費用 33,000円
■希望ナンバー手続き費用 11,000円
■登録印紙 1,500円
■印紙代 200円
■リサイクル法関連費用 10,220円
■メーカー保証の継承費用 27,500円
■自宅までの納車費用 15,000円
合計 155,180円
私の場合、諸費用は155,180円かかった。私は購入時、高いと感じた。
諸費用の内訳をご覧いただくと分かるのだが、諸費用の多くが税金とリサイクル法関連費用で占められている。
そのため、諸費用を大幅に安くしたい、抑えたいと考えても、その実現は難しい。税金や法律で定めれている金額を安くすることはできない。
だが、少しだけ抑える方法はある。
諸費用を少し安くすることを考えた場合、まず取り組むのは、車庫証明を自分で取得することだ。その他できるのは、納車の際に自分で販売店に車を取りに行くことくらいだ。
MAZDA3は普通自動車なのに車庫証明の費用が記載されていないと思われた方もいるだろう。車庫証明の手続きは、自分で申請し手続きを行った。そのため車庫証明分の諸費用は発生しなかった。
車庫証明は自分で手続きを行ったので、その分の費用は浮かすことができた。ただし、警察署へ支払う申請手数料は発生する。この申請手数料は、車庫証明の手続きを販売店に任せる場合でも自分で手続きする場合でも必ず発生する費用となる。
希望ナンバーの予約申込みも自分でやりたいと販売店の担当者に申し出たが、希望ナンバー予約申込みについては、販売店側で行うということで、断られてしまった。
自動車税は、4月1日時点の所有者が納税する。MAZDA3を購入したのは10月のため、本来、支払う義務はない。
しかし、自動車販売店が中古車を仕入して名義変更をした際、前所有者の自動車税未経過相当額を支払っているから、私がその中古車を購入した際も、自動車税の未経過相当額をお支払いただくことになると販売店の担当者から説明を受けた。これが自動車業界の慣例なのだろう。
自賠責保険料は、本来、新規登録や車検の際に支払うものだ。MAZDA3は車検がまだ1年半以上残っている状態で購入した。しかし、自賠責保険料未経過額についても同様の考え方で、支払いを行ってもらうと担当者から話をうかがった。
私の場合、「自動車税未経過相当額 5か月分」と「自賠責保険料未経過額 17か月分」を支払ったが、中古車を購入する月によって、未経過相当額は変わってくる。
重量税は自賠責保険料と同様に、新規登録や車検の際に支払う。今回購入したMAZDA3は、まだ車検が1年半以上残っており、販売店から私へ名義変更をする形になるので発生はしていない。
メーカー保証の継承費用 27,500円については、1,500CCまでの車の場合の料金と説明を受けた。特に疑問を抱くことはなかったため、それ以上は聞かなかったが、さらに排気量が大きい車は、メーカー保証の継承費用がもっとかかるのだと推測している。
これから中古車を購入しようとお考えの方の参考になれば幸いだ。
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